即位礼正殿の儀わかりやすく言うとどんな儀式?天皇陛下が何をされるか知りたい

2019-10-21

皇居 1

いよいよ10月22日、皇居では即位礼正殿の儀(そくいれいせいでんのぎ)が行われます。

この日は、今年限りの国民の休日となり、国の儀式として行われるため、テレビ各局もこぞって特番を組んでその模様が放映されることになります。

前回は平成2年(1990年)11月12日に行われ、令和になり約30年ぶりに行われる即位礼正殿の儀とは、いったいどんな儀式なのでしょう?

200近い外国の元首や祝賀使節も参列して、平安絵巻のような厳かな儀式が繰り広げられますので、注目です。

 

 

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即位礼正殿の儀とはわかりやすくいうとどんな儀式なの?

即位礼正殿の儀は、即位した天皇が国の内外に即位を宣明する儀式です。

皇位継承の中でも重要な儀式で、諸外国における戴冠式(たいかんしき)や即位式にあたるものです。

このため、国内外から賓客が招かれ、特に国外からは国家元首あるいは首脳が参列するのです。

 

元々は、明治22年(1889年)公布の旧皇室典範で、「即位の礼」と「大嘗祭(だいじょうさい)」は京都で行うという規定があり、大正天皇および昭和天皇の即位礼は、京都に赴いて「即位礼紫宸殿の儀(そくいれいししんでんのぎ)」として行われました。

 

ところが、1947年の皇室典範改正では「皇位の継承があったときは即位の礼を行う。」とあるのみで、その斎行場所についての記述が無くなりました。

 

平成2年11月12日の125代・明仁天皇の即位礼は、東京の皇居で行われることになり、名称も「即位礼正殿の儀(そくいれいせいでんのぎ)」と改められました。

ですので、即位礼正殿の儀が行われるのは、今回が2回目ということになります。

 

 

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即位礼正殿の儀はいつ行われるの?

即位礼正殿の儀の行われる日時・場所

即位礼正殿の儀は、2019年10月22日午後1時から約30分間、宮殿の最も格が高いとされる正殿「松の間」で行われます。

それに先立ち、午前9時からは皇居・宮中三殿で、天皇陛下が即位礼を行うことを神前に奉告する「即位礼当日賢所大前(かしこどころおおまえ)の儀」が皇室の行事として行われます。

即位礼正殿の儀の後に行われる予定だった祝賀パレードは、台風19号の被害に配慮して延期されますが、夜は正殿の儀に参列した方々を招いての「饗宴の儀(きょうえんのぎ)」が予定通り行われるということです。

 

延期された祝賀パレードの日時

即位礼正殿の儀の後に行われる予定だった祝賀パレードは、11月10日午後3時より、皇居・宮殿を出発、お住まいのある赤坂御所まで約30分間の予定で行われることになりました。

 

 

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即位礼正殿の儀で天皇陛下は何をされるの?

10月22日の即位礼正殿の儀当日の天皇陛下のスケジュールを、時間を追って見てみましょう。

 

即位礼当日賢所大前(かしこどころおおまえ)の儀

10月22日午前9時から、皇居・宮中三殿で行われる「即位礼当日賢所大前の儀」は、皇祖とされる天照大神(あまてらすおおみかみ)をまつった賢所に、神事服の純白の束帯(天皇や公家の平安以降の正装)を着た天皇陛下が拝礼し、御告文(おつげぶみ)を読み上げられるという儀式です。

 

天皇陛下に続いて、同じく神事服の白い十二単(十二単)姿の皇后さまが拝礼されます。

この後、皇族方や安倍晋三首相はじめ三権の長らが、賢所の前庭から拝礼します。

戦前までは、「神前での即位式」として大きな儀式だったということです。

 

即位礼正殿の儀

中心儀式となる「即位礼正殿の儀」は、午後1時から約30分間の予定で行われます。

宮殿の中で最も格が高い正殿「松の間」には、天皇陛下が昇られる「高御座(たかみくら)」と、皇后陛下が昇られる「御帳台(みちょうだい)」が設置されています。

200近い外国の祝賀使節や国内からの代表、約2500人が参列する予定で、平安絵巻そのままに繰り広げられるということです。

 

まず、天皇陛下が高御座に昇ります。

その時はまだ、紫色の帳は閉められています。

鐘が鳴って帳が開かれると、今度は太鼓が鳴って、天皇陛下が日本国内外に即位を宣言して、国の象徴としてのおつとめを果たす誓いのお言葉を述べられます。

 

続いて、安倍首相がお祝いの寿詞(よごと)を読み上げ、首相の音頭で参列者が万歳を三唱します。

これに合わせて、皇居に隣接する北の丸公園から、陸上自衛隊による「礼砲」が鳴ります。

だいたいこのような流れになると思います。

 

 

祝賀御列(おんれつ)の儀

最初の予定では、正殿の儀が終わると両陛下は洋装に着替え、午後3時30分からお披露目のパレード「祝賀御列の儀」を行う予定でした。

しかし、先日の台風19号による甚大な被害を考慮して、政府は祝賀御列の儀を11月10日午後3時に延期しました。

 

前日の9日には、「天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典」が皇居前広場で開かれ、祝賀式典では人気アイドルグループ・嵐が奉祝曲を歌うことになっていて、一気にお祝いムードが広がりそうです。

被災地で大変な思いをされている方々にも、この明るいニュースで少しでも元気を取り戻していただけたらいいな、と思います。

 

11月10日は午後3時から、おそらく10月22日に予定されていた通り、皇居・宮殿からお住いの赤坂御所まで4.6キロメートルをオープンカーでパレードされ、国民の祝福を受けられることになると思います。

これも国の儀式ということで、皇嗣の秋篠宮ご夫妻や、安倍首相が乗った車も連なります。

 

当日は、まず皇居の南車寄に天皇・皇后両陛下がお出ましになり、国歌演奏の後に出発。

ルートは、皇居正門ー桜田門交差点ー国会議事堂正門ー国会図書館前ー平河町交差点ー赤坂御用地南門前ー青山一丁目交差点ー赤坂御所正門ー御所御車寄となります。

御所到着はおおむね午後3時30分の予定で、到着後に再び国家が演奏されるということです。

 

饗宴(きょうえん)の儀

22日の夜は、正殿の儀に参列した外国からの賓客を中心に、国内参列者を交えてのお食事会「饗宴の儀」が行われます。

外国からの参列者は、「松の間」の方で高御座や御帳台を見学してから、食事会場の「豊明殿」に入ります。

お料理は、洋食を加味した和食で、食事中は雅楽が演奏される、ということです。

 

食事が終わると、両陛下は外国参列者と一緒に「春秋の間」に移り、食後の飲み物を飲みながら、参列者へ感謝のお気持ちを伝えられます。

全ての行事が終わるのは、午後10時50分の予定ということです。

 

 

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即位礼正殿の儀の天皇皇后両陛下の衣装について

 

陛下の即位礼正殿の儀の衣装は、ハゼの実で赤茶色に染め上げた黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)という束帯(そくたい)に、天皇だけが身につける真っすぐに立った立纓(りゅうえい)の冠を着用されます。

 

 

一方、皇后さまは雅やかな十二単(じゅうにひとえ)姿になります。

髪型は、御垂神(おすべらかし)と呼ばれる結いかたで平額を付けられます。

 

 

即位礼正殿の儀 中庭では

会場である宮殿の中庭では、「萬歳」の字が金糸で刺繍された「万歳旙(ばんざいばん)」など、赤・白・青・黄と色鮮やかな旙(ばん=のぼり)が左右一列ずつ、計26本立てられます。

旗の前には、古式にのっとった衣装で勢ぞろいした威儀物捧持者(いぎものほうじしゃ)と呼ばれる人たちが並びます。

これは、総理府と宮内庁の幹部職員が務めます。

儀式の威容を整えるため、太刀・弓・盾などの「威儀物」を手にしています。

 

 

即位礼正殿の儀 まとめ

即位礼正殿の儀について、簡単にまとめてみました。

この儀式は、即位の礼の中心となる、即位した天皇が日本国の内外に即位を宣明する大事な儀式であることがわかりましたね。

伝統に則りながら、令和流の即位礼正殿の儀が行われることになると思うので、興味深く見守りたいと思います。

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Posted by knmapiko