トーレスが引退後を語った!会見で見えた引退の理由と人柄の良さ

2019-08-19

トーレス 2

トーレスは引退後、どうするんでしょうか?

J1サガン鳥栖の元スペイン代表FWフェルナンドトーレス(35)が6月23日、都内で引退会見に臨みました。

21日に、自身のツイッターやインスタグラムで現役を引退することを報告していたトーレスから、どんな理由が語られるのか、大変注目の集まった引退会見となりました。

また引退後の去就についても世界中から注目されていましたが、彼の口から語られたのは驚くべき内容でした。

誠実に受け答えするスペインサッカー界の生んだカリスマは、どんなことを語ったのか、会見で見えた人柄の良さも含めて、まとめてみたいと思います。

 

 

\
スポンサードリンク

トーレスが会見で語った引退の理由

 

黒のスーツ姿で登壇したフェルナンドトーレスは、引退を決意した理由について、次のようにコメントしました。

「自分の中でサッカーのレベル、パフォーマンスのレベルがある。決断した理由としては、そこに到達していないという疑問があった。オプションで残り1年あるが、最後までやり遂げるより、そこのレベルに到達している中で終えたい。」

 

コンディションの問題もあり、自分が求めているレベルに達していないことで苦しんできたエル・ニーニョ(神の子)は、思うようなプレーが出来ないのなら、ここで引退する方がいいと考えたようです。

一流の選手の、美しい引き際の選択には、迷いはないようでした。

 

そして、サッカー選手としてキャリアを終える地であるJリーグについては、次のように語っています。

「Jリーグ、日本のサッカーは本当にエキサイティング。選手やサポーターにエキサイティングな時間を与えてくれる。横浜戦ではゴールを決め、残留できたことは嬉しかった。引退はするものの、クラブに対して何かを与えられたと覚えていてくれると嬉しいです。」

 

なんという謙虚さでしょうか。

昨年残留争いの中、トーレスが加入して、サガン鳥栖の選手やサポーターはどれだけワクワクした事でしょう!

世界的なサッカー界のカリスマが、チームメイトと一緒に真面目に練習に取り組む姿は、サガン鳥栖の選手を奮起させ、多くのサポーターをスタジアムに向かわせることにつながりました。

 

まさに選手とサポーターが一体になって掴んだJ1残留。

なかなかゴールが奪えず、苦しんだ時期もありましたが、その功績を忘れることはできないと思います。

 

 

\
スポンサードリンク

トーレス引退後は鳥栖のアドバイザーに

 

また、今後のキャリアについて語ったトーレス。

その内容は、信じられないほど感動するまさかの内容でした。

「選手として引退はするが、クラブを離れるつもりはない。アドバイザーとして残るよ。日本のサッカーを世界に広げていくことに貢献したい。」

 

なんと、引退後もサガン鳥栖のアドバイザーに就任し、チームに残るというのです。

アドバイザーの具体的な内容と今後のキャリアプランについては、次のように話しています。

「まず組織改革に取り組みたい。特にユース、若手の育成に目を向けたい。サガンのユースには素晴らしい選手がいる。そういった選手たちをどんどん成長させて、クラブを大きくしたい。ポジティブな人たちと働き、改革をしていきたいと考えています。」

 

会見に同席した鳥栖の竹原社長も、次のように話し、今後も共闘していく考えであることを表明しています。

「まずは世界のサッカーファミリーに(ラストマッチに決まった)8月23日の神戸戦をしっかり見てほしいという思いがある。未来はこれからもフェルナンドと共にある」

 

トーレスは、「ネクストステップを考えて行動したい。アドバイザーとしての仕事はチームのために出来ることを全てしたい。今のところわからないが育った地(アトレティコ・マドリード)に戻るかもしれない。監督やコーチになるには、しっかり勉強しないと。可能性としては残されているけれど、今すぐということはないです。」とも語り、今後は指導者としての道を歩むことを示唆する発言をしています。

 

 

\
スポンサードリンク

トーレスの引退会見で見えた人柄の良さ

 

ネットで配信され世界中から注目されたであろう、フェルナンドトーレスの引退会見。

静かに、引退理由や今後のキャリアについて語るトーレスの会見を観ながら感じたことは、やはり彼の人柄の良さでした。

 

若い頃は、今と違ってそれこそブロンドのちょっと長めの髪をなびかせ、おまけにあのルックスの良さ。

プレーの素晴らしさに加えて、まさに王子様のような容姿端麗さもあって、ものすごい人気でした。

でもトーレスが私たちの心を惹きつけるのは、その見た目だけではなく、いつも誠実でナイスガイであるということに尽きると思います。

 

以前、彼はこんなことを話しています。

「ストライカーっていうのは、チームメイトの助けがあるから、あとはゴールを決めるだけでいいんだ。」

自分1人で、サッカーはできない。

周囲の人たちを信じ、仲間からも愛されることで輝いてきたトーレスは、そのことを一番よくわかっている選手でした。

 

移籍先に、鳥栖を選んだのも、そういう意味ではごく自然なことだったのかもしれません。

会見に同席してほしいと頼まれて出てきた、サガン鳥栖・竹原社長。

彼を紹介する時に、トーレスは「彼が、僕が日本に来た理由です。」と笑顔で話しました。

 

入団会見でトーレスが言っていたこと

2018年7月、同じ帝国ホテルで入団会見が開かれました。

その時、多くのオファーがある中で、なぜ日本の鳥栖を選んだのか、という質問にトーレスはこう答えています。

「さまざまな提案をいただいた中で、一番最初に関心を示してくれたのが鳥栖だった。これは私にとって非常に重要だった。私への信頼感があると感じた。それがモチベーションにつながる。チームが有名かどうかではなく、一体感があることが大切だ。サッカーの面だけでなく、家族の生活の面でも素晴らしいオファーをしてくれた。」

 

そして抱負を聞かれたトーレスは、こうも話しています。

「いつも100%の力を発揮できるようにしてきたし、その責任は必ず今回も果たすつもりだ。いいプレーをするには、まずチームメートに溶け込むことが大切だ。大事なのは、チームメートといい関係を築いて友人として一緒に戦うこと。それが結果につながる。私が経験してきたことをチームに伝えたいし、謙虚な気持ちで努力する。」

 

そしてトーレスは、その言葉通りにサガン鳥栖でも真面目に練習に励んできました。

チームメートの豊田陽平がこう話しています。

「引退を発表してからも、トーレスは誰よりも筋トレはやっていて、真剣に取り組んでいるのはすごいですよ。」

 

「身体のケアもあるんでしょうけど、チューブを使ったり、トレーナーから送られた画像なんかをみながらやっていますね。選手として、怪我と向き合ってきたからでしょう。練習メニューとかも、トレーナー以上に知っている感じです。」

 

まさにプロフェッショナルの鏡、本当に素晴らしい選手なのです。

 

“神の子”に恋をした

トーレスの入団会見で、竹原社長はこう話しています。

 

「トーレス選手の加入は、フットボールを愛する者としてうれしい。偉大なスペインの神の子を引き受けるクラブとしての責任も感じている。

現在、チームは17位と不本意な成績だ。けがなどの不運もあったが、ポテンシャルやチームワークは決して悪くない。推進力を上げて強いチームをつくるには絶好の選手だ。鳥栖の選手たちがよりクオリティーとモチベーションを高め、より良い成績を収めると確信している。

 

数か月の交渉で、人間的にも素晴らしい選手だと魅力を感じた。クラブとして彼に恋をし、家族になるという最高の形で実った。ファンに喜んでもらえるよう全力でサポートしたい。

地方の田舎のチームがJ1で戦う難しさを考える中で、ユースの成長に力を入れている。これまでは海外に遠征していたが、子供たちには目の前にトーレス選手から多くのことを吸収してほしい。」

 

 

\
スポンサードリンク

まとめ

 

日本に、Jリーグに、神の子と呼ばれるサッカー界のスーパースターが来てくれて、しかも佐賀県鳥栖市という超田舎のクラブチームでプレーしてくれた、それだけでも凄いことなのに、覚えていてくれると嬉しいです、なんて言うトーレス。

あなたがサガン鳥栖にもたらしてくれた功績を、忘れるサガンティーノはいないと思います。

 

謙虚で、真面目で、素晴らしいプレーだけでなく、その人柄の良さからも愛されたトーレスは、今後は日本の子供たちの育成に貢献してくれるということです。

引退した後も、フェルナンドトーレスから目が離せません。